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書体への誘い 17 英朋 <えいほう>
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表が隷書、裏が篆書の組み合わせ
駒の書体の表字と裏字には、いろいろな組み合わせがある。もっとも一般的なのは、表が楷書か行書で、裏が行書か草書の組み合わせだ。原則は表字より裏字のほうが、より草書に近くなっていることである。 |
■「英朋」の由来
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| 豊島龍山の残した「英朋」の字母帖。 |
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| 鰭崎英朋が描いた美人画(弥生美術館発行の鰭崎英朋のパンフより)。 |
書体としては、「英朋」(えいほう)と「英明」(えいめい)の2種が出回っているようだが、下記の事実からして「英朋」が正しい。
明治・大正期の美人画などを得意 とした挿絵画家・鰭崎英朋(ひれざきえいほう)がこの書体の由来と思われる。ちなみに、右に掲載したものはその英朋自身が描いた挿絵(美人画)だ。
絵だけでなく書もしたためたと推測できるが、駒銘を書いたという確証はない。
これまでに紹介してきた他の書体と同様に、やはり豊島字母帖(近代将棋駒の祖・豊島龍山が残した)にこの書体もある。上記の字母がそれで、少し読みにくいと思われるが、からくも「英朋」と読める。
つまり同時代の駒師・龍山が、鰭崎英朋の書をもとに駒銘にしたものと考えたほうが、妥当なところなのかもしれない。